大阪で本町駅から徒歩5分にある乳腺外科クリニック

こちらからも初診予約可能です

Reservation

2023/4/1より毎日女性医師の診察が可能です。
※予約制です。当日、ネットで予約出来ない場合には、必ずお電話でご確認ください。
大阪市乳がん検診(超音波、マンモグラフィ)が可能です。

乳腺に関する悩み

乳腺に関する悩みについて

ここでは乳腺の悩み別に解説します。

【遺伝性乳がん】

・乳がんの8%は遺伝性(家族性)に発生すると言われています。血縁者に乳がん患者さんがおられた場合、乳がんになり易いかどうかに関して、以下の3点のポイントがあります。
① 血縁の近さ、②乳がん患者さんの人数、③乳がん発症年齢の低さ

① 1)一親等:親・子、2)二親等:姉妹・祖母・孫、3)三親等:おば の順に血縁が近くなります。より近い血縁者に乳がん患者さんがおられると乳がん発生のハイリスクと考えられます。
② 血縁者の中に複数の方が乳がんになっておられる場合には乳がん発生のハイリスクと考えられます。
③ 血縁者の中に若年(特に40歳未満)で乳がんになられた方がおられる場合には乳がん発生のハイリスクと考えられます。
これら3つの要素が多い方ほど、より注意が必要となります。

【HRT(ホルモン補充療法)】

・更年期障害などに対するHRT中の患者さんは、乳がんの発症リスクが高くなると言われています。
・HRT中の患者さんに対して、当院では保険診療にて乳がん検診を施行しています。

【GID(性同一性障害)】

・GIDに対するホルモン補充療法(HRT)を受けられている方で、乳房に異常や不安を感じたりすることがあれば、是非ご相談ください。

【男性】

・男性にも小さいながら乳腺は存在します。
・乳房が急にはれてきたり、痛んだりすることがあればすぐにご相談ください。
・肝機能障害のある方はホルモンの影響で女性化乳房(乳腺自体がはれる)になり易いです。
・細菌感染による乳腺炎や周囲の脂肪の炎症(脂肪織炎)で乳房がはれることもあります。
・男性乳がんもありますので注意が必要です。以前は男性乳がんは予後不良であると考えられていましたが、最近では女性の乳癌と同等であると考えられています。ただ、男性が乳がんになるという認識が少なく、かなり進行してから受診される方が多いため注意が必要です。
・当院では、男性患者さんも安心して受診出来るよう配慮しておりますので、お気軽にご相談ください。

【授乳期】

・授乳中には、乳汁のうっ滞が原因で急にしこりを触れるようになることがあります。乳汁のうっ滞による乳腺炎を起こした場合には、早急な治療が必要です。
・授乳期には乳腺が非常に発達し乳房が大きくなるため、乳がんが出来ていても分かりにくい場合があります。
・長引くしこりは要注意ですので、すぐに専門医師にご相談ください。

【豊胸術後】

・豊胸している場合でも乳がんになります。
・ただ豊胸により乳房に異物が入っているため、乳房の形が変形し、病気が見つかりにくいことがありますので要注意です。
・バック型の異物ではなく、脂肪やヒアルロン酸を乳房内に注入する方法があり、この場合には注入物に石灰化が起こり、乳がんの石灰化と判別困難になることがあります。
・当院では、バック型の異物による豊胸術を施行されている方のマンモグラフィ検診はひかえておりますが、注入物による豊胸術を施行されている方のマンモグラフィ検診は行っています。超音波(エコー)検診は、どちらの方にも施行可能です。
・心配な症状があれば、是非受診ください。

【甲状腺】

・甲状腺は首(前頚部)に存在し、甲状腺の病気(バセドウ病や橋本病が有名)でもない限り、ほとんどの方が診てもらったことがない臓器です。
・以前勤務していた施設(大阪市立総合医療センター)で、乳がん検診の乳房超音波(エコー)検査時に甲状腺を観察すると、100人に2人の確率で甲状腺の腫瘍が発見されました。
・その経験から、当院では、乳房の超音波検査時に必ず甲状腺もチェックするようにしています。
・開業以来半年で、乳癌患者さんを17名診断しましたが、甲状腺癌患者さんも偶然に4名発見されています。

【二次検診】

・他の医療機関において乳房に腫瘍があるとか、精査が必要であると診断された患者さんに対して、当院では超音波(エコー)ガイド下の吸引細胞診や針生検(組織診)、吸引式組織診を行っています。

【良性のしこり】

・超音波検査などで良性疾患が疑われた場合でも、腫瘍性病変の正確な診断は病理検査でしか分かりません。
・一定期間のフォローを行うとともに、必要に応じて病理学的検索(細胞診や組織診)を付加しています。

【セカンドオピニオン】


・セカンドオピニオンとは、色々な医師の意見を聞くことが出来るシステムで、現在、医療の世界では広く浸透し普及している制度です。
・乳がんに限らず、他の乳腺の病気に関しても、主治医の先生から説明を受けているが別の先生の意見も一度聞いてみたいと思っておられる方が対象です。
・セカンドオピニオン外来では原則、新たな検査や治療は行いませんので、主治医からの診療情報提供書(紹介状)が必要です。
・自分の体のことなので、心配な方は遠慮なく受診してください。

<注意事項>
・対象となるのは、①成年患者さま本人または成年患者さま本人の同意を得た家族、②未成年患者さまの親権者 です。
・完全予約制ですので、お電話またはご来院にてご予約ください。
・セカンドオピニオンをご希望の方は、前医からの紹介状や検査結果、画像などの資料を出来るだけご持参ください。
・ただし、内容によりセカンドオピニオンをお受け出来ない場合もございます。
①  主治医がセカンドオピニオンを受けることを了承していない場合
②  主治医に対する不満や苦情に対する相談
③  医療過誤の照会や訴訟に関する相談
④  死亡した方を対象とした相談
⑤  その他、当院が相談を受けることが困難と判断した場合
・健康保険が適応できず、全額自費扱いとなります。

<料金>
・最初の30分 :12,000円
・以後15分毎に: 8,000円